
刺繍を始めたいと思ったとき、
「フランス刺繍」と「クロスステッチ」のどちらを選べばよいの?と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どちらも人気があり、書籍やキットも豊富ですが、特徴を知らずに始めると「思っていたのと違った…」と感じてしまうことも。
この記事では、刺繍初心者の方が自分に合った刺繍を選べるように、それぞれの特徴や違い、向いている人のタイプを丁寧に解説します。
フランス刺繍とは?基本的な特徴
フランス刺繍は、布の上に線や面を自由に描くように刺していく刺繍技法です。
アウトラインステッチやサテンステッチ、フレンチノットステッチなど複数のステッチを使い分けて表現します。決まったマス目に縛られないため、自由で繊細な表現ができるのが特徴です。
使用する布はリネンやコットンが一般的。図案も手描きのものが多く、慣れるとオリジナルデザインに挑戦しやすい点も魅力です。
フランス刺繍のメリットと注意点
フランス刺繍の最大のメリットは、表現の自由度が高いことです。花や植物、動物、文字など、アイディア次第でさまざまな作品を作ることができます。
また、ステッチを覚えるほど表現の幅が広がるため、飽きずに長く楽しめる趣味になりやすい刺繍です。
一方で、初心者にとってはステッチの種類が多く、針目を揃えることも最初は難しく、戸惑いやすいという注意点もあります。きれいに仕上げるには練習が必要ですが、少しずつ上達を感じられる点もフランス刺繍の魅力と言えるでしょう。
クロスステッチとは?基本的な特徴
クロスステッチは、布のマス目に沿って「×」の形を一つずつ刺していく刺繍です。あらかじめマス目がはっきりした専用の布を使うため、どこに針を刺すか迷いにくく、初心者でも始めやすいのが特徴です。
図案はドット絵のように表示されており、指定された色の糸で順番に刺していけば、自然と完成形に近づいていきます。作業工程が分かりやすいため、刺繍が初めての方でも安心して取り組めます。
クロスステッチのメリットと注意点
クロスステッチのメリットは、失敗しにくく完成までの見通しが立てやすいことです。刺繍キットも豊富で、必要な道具が一式そろっているものを選べば、すぐに始められます。
ただし、基本的には同じ作業の繰り返しになるため、単調に感じる人もいます。また、表現はマス目に制限されるため、繊細な曲線表現はやや苦手。何マス刺すか数えながら刺すので、確認作業が面倒と感じる人もいます。
フランス刺繍とクロスステッチの違いを比較
両者の大きな違いは「自由度」と「分かりやすさ」です。クロスステッチは規則的で計画的に進めやすく、完成イメージが明確です。一方、フランス刺繍は自由度が高く、個性や感性を表現しやすい刺繍です。
始めやすさを重視するならクロスステッチ、表現力やデザインを楽しみたいならフランス刺繍が向いています。
| 項目 | フランス刺繍 | クロスステッチ |
|---|---|---|
| 難易度 | やや高め | 低め |
| 自由度 | 高い | 低い |
| 刺し方 | 複数の技法 | 基本1種類 |
| 仕上がり | 繊細・芸術的 | 規則的・安定 |
| 初心者向け | △ | ◎ |
初心者にはどちらがおすすめ?
刺繍がまったく初めての方には、まずクロスステッチで刺繍の基本的な流れや針の扱いに慣れるのもおすすめです。その後、フランス刺繍に挑戦すると、刺繍の楽しさや奥深さをより感じられるようになります。
もちろん、最初からフランス刺繍に挑戦しても問題はありません。自分が「作ってみたい」と思える作品を基準に選ぶことが、長く続けるための一番のポイントです。
私の場合
実は私自身も、クロスステッチから刺繍の世界に入った一人。
きっかけは、娘が小学校の夏休みの宿題として選んだクロスステッチキットでした。図案通りにチクチク進めていく様子を見て「なんだか楽しそう!」と思い、試しに一緒にやってみたところ、これが思いのほか夢中に。
そこから次第に、もっと自由に表現できるフランス刺繍にも興味が湧き、今ではすっかり刺繍の魅力にはまっています。
まとめ|自分に合った刺繍を楽しもう
フランス刺繍とクロスステッチは、同じ刺繍でも楽しみ方が大きく異なります。どちらにも魅力があり、優劣はありません。大切なのは、自分の性格や生活スタイルに合った刺繍を選ぶことです。無理なく、楽しみながら続けられる刺繍を見つけて、手作業ならではの時間を味わってみてください。
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