
刺繍は、針と糸に意識を集中させることで、日常の忙しさを忘れさせてくれるとても心地よい時間です。
無心でチクチクと進めているうちに、気づけば何時間も経っていた…という方も多いのではないでしょうか。
しかしその一方で、刺繍は長時間同じ姿勢で手元を見続ける作業。
集中しているからこそ、身体の不調に気づきにくく、知らず知らずのうちに負担が蓄積されてしまいます。
- 「肩がガチガチにこっている」
- 「目がしょぼしょぼして、ピントが合わない」
- 「刺繍は楽しいのに、終わるとどっと疲れる」
こんな経験、思い当たることはありませんか?
この記事では、刺繍を長く楽しみたい人ほど意識してほしい、身体と心の癒やし方をまとめました。
ちょっとした工夫や習慣を取り入れるだけで、刺繍の時間はもっと快適になります。
刺繍で疲れやすい身体のポイント
まずは、刺繍で特に負担がかかりやすい場所を確認してみましょう。
「どこが疲れやすいか」を知ることが、ケアの第一歩です。
首・肩・背中
前かがみになって手元を見る姿勢が続くことで、首から肩、背中にかけて常に力が入った状態になります。
気が付いたら肩がバキバキ、首筋が張って動かしづらい、背中まで重だるい…といった症状が出ることも少なくありません。
特に集中していると、呼吸が浅くなり、筋肉が緊張したまま固まってしまいがちです。
目
細かいステッチや色の違いを見分けるため、目はずっとピントを合わせ続けています。
その結果、眼精疲労が起こりやすくなり、かすみや乾き、頭痛につながることも。
疲れ目を放置すると、老眼の進行を早めてしまう可能性もあるため注意が必要です。
手・指・手首
針を持つ指先、布枠を支える手、糸を引く動作。
刺繍は繊細な動きの連続で、手や指、手首を思っている以上に酷使しています。
違和感を覚えたまま続けると、腱鞘炎につながることもあるため、早めのケアが大切です。
腰・足
長時間同じ姿勢で椅子に座り続けることで、腰への負担や足のむくみ、血行不良によるだるさが生じやすくなります。
「立ち上がったときに腰が痛い」「足が重たい」と感じたら、身体からのサインかもしれません。
刺繍の合間に取り入れたい小さな休憩
「ここまで刺したら終わりにしよう」
「あと少しだけ進めたい」
刺繍をしていると、つい区切りを延ばしてしまいがちですよね。
ですが、こまめに休憩を入れることが、結果的に長く刺繍を楽しむコツになります。
20〜30分に一度は手を止める
アラームをかけるほどでなくても、
- 糸を替えたタイミング
- 図案の一区切り
- 色を変える前
など、自分なりの「一息ポイント」を決めるのがおすすめです。
ほんの数分でも手を止めて身体を動かすだけで、疲れの溜まり方が大きく変わります。
刺繍の合間におすすめの簡単ストレッチ
道具いらずで、数分あればできる簡単なストレッチをご紹介します。
意識的に取り入れることで、疲れを溜め込まず、快適な刺繍時間を保てます。
首と肩をゆっくり回す
- 首を前後・左右にゆっくり倒す
- 肩をすくめて、ストンと力を抜く
呼吸を止めず、「気持ちいい」と感じる範囲で行うのがポイントです。
手首・指のストレッチ
- 指を一本ずつやさしく反らす
- 手首を大きな円を描くように回す
ほぐしているうちに、「こんなに指を使っていたんだ」と気づくはずです。
デスクワーク中に行う運動を取り入れるのも効果的ですよ。
目の疲れを癒やす習慣
温めるケアが効果的
蒸しタオルやホットアイマスクで目元をじんわり温めると、血流が良くなり、目の奥の疲れまで和らぎます。
刺繍後のリラックスタイムにぜひ取り入れてみてください。
刺繍部屋の明るさを見直す
手元が暗いと、無意識のうちに目に力が入り、疲れやすくなります。
昼間でもデスクライトを併用し、影ができないように工夫するのがおすすめです。
心までほぐす、刺繍後のリラックスタイム
刺繍は指先だけでなく、集中力や想像力も使う作業。
終わった後は、脳も意外と疲れています。
好きな飲み物で一息
温かいハーブティーやコーヒーを飲みながら、
「今日はここまで進んだな」
「このモチーフ、きれいにできたな」
と振り返る時間を持つことで、気持ちがゆっくり切り替わります。
刺繍を「頑張りすぎない」
- 毎日やらなくてもいい
- 少し間が空いてもいい
- 疲れたら休んでいい
刺繍を続けるためには、休むことも大切な技術のひとつです。
半身浴でリラックス
少しぬるめのお湯にゆっくり浸かるのもオススメ。
お気に入りのスキンケアアイテムでお肌の調子も整えれば、心身共に癒され完了です!
私の最近のお気に入りアイテムはイソップのクレンジングオイルとスクラブ。
いい香りを楽しみながらお肌がツルツルになります。

刺繍がもっと心地よくなる環境づくり
椅子と机の高さを調整する
- 肘が自然に机に乗る
- 背中が丸まりすぎない
この2点を意識するだけで、首や肩への負担は大きく軽減されます。
クッションや膝掛けを味方に
身体が冷えると筋肉は固まりやすくなります。
冬だけでなく、冷房の効いた季節にもクッションや膝掛けは大活躍します。
まとめ|癒やしながら刺繍を続けよう
刺繍は、心を整え、日常に小さな達成感を与えてくれる素敵な時間です。
だからこそ、身体を犠牲にせず、やさしく向き合うことがとても大切。
- こまめに休む
- 少しだけストレッチする
- 自分をねぎらう
ほんの小さな習慣の積み重ねで、刺繍の時間はもっと心地よく、もっと長く楽しめます。
今日の刺繍のあと、ぜひ一つでも取り入れてみてくださいね。
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